2024年9月29日(日) ─ 11月3日(日)
アトリエみつしま企画展「まなざしのモメント」(京都府・アトリエみつしま)
11:00 ─ 18:00(10月30日─11月3日は20:00まで) 月曜休館(10月14日は開館、10月15日は休館)
2024年7月26日(金) ─ 10月24日(木)
「社会のダイバーシティを考える 6つの点から広がる世界 点字にふれる」(東京都・Gallery A4)
10:00 ─ 18:00 (日曜祝日、8月10日─18日休館)
10歳までの風景は、自分を中心に半径1メートルだった。
それ以後、太陽の光はまぶしそうな暖かさだけになった。
インバーターではない蛍光灯が付くときは、パチパチという音がする。
朝は、匂いと賑わいでやってくる。
携帯でしゃべりながら街を歩く女たち、男たち。
彼らは、僕にとって透明人間ではなくなる。
触ることでもののかたちが分かる。
聞くことで、街の広がりが分かる。
視線によって何かを表現することはできないが、
触ることで人の気持ちを楽にしたり、体を軽くすることができる。
触覚と音、対物知覚(天井の低いところに入ると圧迫感を感じたりする感覚)による
風景を持つようになって、もう長い年月が過ぎた。
触覚による時空間認識のおもしろさを少しでも味わってほしい。
“触っておもしろいものは、見てもおもしろい”というコンセプトで
作品を発表し続けている。
しかし、このメッセージは、いったいだれに対するものだったのだろう?