山門の上から聴く町の音

山門をイメージした箇所(組作品の一部)
山門をイメージした箇所(組作品の一部)

 現在アトリエでは、3名のスタッフと共に、長野県・信濃美術館の委託制作の仕事をしています。来年、信濃美術館がリニューアルするのに合わせて「ふれラボ」というタッチアートギャラリーがオープンします。そのギャラリーに納める作品を作っています。

 昨年10月に、善光寺付近を3日間かけて下見をしました。そのまち歩きの印象を釘で表現します。

 

 1枚目の作品は、山門です。急な階段を上って、山門の上から周辺の町の音を聴きました。作品の右側には急な階段と手すりがあります。ぼくの耳が町の音を聴きます。鐘の音と人々の話し声や足音などがいい具合に聞こえてきました。