毎年6月は、兵庫県の大学でアートワークショップをテーマにした授業を4回連続でやっています。ですが、今年はコロナですべての授業が遠隔授業となりました。いつもは、触覚をテーマにしたワークショップ形式のコンテンツを組み合わせていたのですが、さわる教材を配布したり、それらを回収するようなこともできません。
では、どんな風にやっているかというと、
1. ぼくの日常を知ってもらうために、気になっていたり、目印にしている音、好みの音などを聴いてもらう。
2. 学生が1人でもできることとして、「触覚を使わない生活」を1時間以上体験する。
3. 絵を提示して、見えない人にわかるように言葉で解説する。
4. コロナ時代にも対応できるような「さわる展覧会」などの企画書を作る。
こんなスケジュールでやってみています。普段でしたらアイマスクをすることで視覚を閉ざし、触覚に目覚めてもらうわけです。しかし、それができない分、触覚を閉ざして触覚に目覚めるというトリッキーなことを考え出したのですが、思いの外うまく行ったようです。
今は最後の企画書のレポートを待っているところです。