「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2020」の企画で、アトリエみつしまを会場とした展覧会が9月19日(土)から始まっています。その中で、見えない人／見えにくい人のリクエストにより参加日を決定し、見える人とのマッチングをコーディネートしていくという、まったく新しい試みの対話鑑賞プログラムを実施しています。
このやり方は、ぼくがことあるごとにくり返し提案してはさまざまな壁に阻まれて実現できなかった、念願のツアースタイルです。見えなくても思い立った時にふらっと美術館に行けるということから「ふらっと対話鑑賞プログラム」と名付けています。
ぜひお好みの日を選んでお申し込みください。システムの都合上、見える人は、ウェブからの申し込みとなります。
「対話鑑賞ってなに？」という方は、次の動画をご覧ください。〈前編〉はさわる写真を使った対話鑑賞、〈後編〉は普通の写真を使った対話鑑賞と、ふり返りを収録しています。
YouTube動画 ふらっと対話鑑賞〈前編〉 さわる写真を使った対話鑑賞
YouTube動画 ふらっと対話鑑賞〈後編〉 普通の写真を使った対話鑑賞、鑑賞の振り返り
以下、「ふらっと対話鑑賞プログラム」の詳細です。
「マリー・リエス 二つの世界を繋ぐ橋の物語」展 ふらっと対話鑑賞プログラム
京都国際写真祭 KYOTOGRAPHIE とミュージアム・アクセス・ビューは、マリー・リエス「二つの世界を繋ぐ橋の物語」展にて少人数の対話鑑賞プログラムを共催いたします。
◆開催日時
2020年 9月22日（火曜）から10月18日（日曜）
ふらっと対話鑑賞プログラムは、すべての開催日の14時から17時の間でお申し込み頂けます。
※晴眼者（視覚に障害がない方）については、視覚障害がある方からの応募状況に応じて設定された日時にご参加いただけます。詳しくは、下記の【晴眼者の方の申し込み方法】をご覧ください。
【展覧会紹介】
マリー・リエスは10年の歳月をかけてフランスのパリ盲学校の子どもたちの写真を撮り続けた。
彼女は、パリ盲学校の生徒たちが他者との繋がりを構築するさまを見守り、その過程で生まれる喜びと不安をカメラで撮り続けた。それは彼らが外の世界へと飛び立つ直前の、最後の子ども時代の物語である。
会場は写真作品やドキュメンタリー映画に加え、日仏の視覚障害関係者と晴眼者が共同で制作した「触る」写真も展示し、来場者がそれぞれの感覚で作品を体感する空間となっている。
詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。
◆参加費
入場料（視覚に障害がある方と同伴者1名様は入場無料）
◆場所
アトリエみつしま Sawa-Tadori（〒603-8215 京都府京都市北区紫野下門前町４４）
TEL：075-406-7093
京都市バス「大徳寺前」で下車 徒歩約5分
事前にご連絡いただければ、バス停での待ちあわせ可能。
【ふらっと対話鑑賞プログラムの内容について】
・1組につき2人から3人の方がペアーとなり、スタッフと共におしゃべりしながら写真に触れながら鑑賞して頂きます。
・事前に申し込みをされた方へは、参加希望日の一週間前から前日までに確認のご連絡をいたします。
・小学生以下の参加者の方は大人の同伴者と共に申し込み下さい
・ふらっと対話鑑賞プログラム以外での個人鑑賞の場合も事前にお電話にてご予約ください。
【視覚に障害がある方のお申し込み方法】
メールやお電話にて事前申し込みを受け付けします。
（参加ご希望日の2日前まで申し込み可能です）
① メールでお申し込みいただく場合
以下の項目をご記入のうえ、メールアドレス
info@kyotographie.jp
まで送ってください。
（メール件名に「マリー・リエス展 対話鑑賞プログラムについて」と記載してください）
１．お名前
２．お電話番号
３．希望日を9月22日（火曜）から10月18日（日曜）までの中から1日選んでください。なお、9月28日（月曜）、10月5日（月曜）、10月12日（月曜）は休館します。
４．希望のスタート時間を、①14時 ②16時 のうちから一つ選んでください。
５．視力や、見え方についてお教えください 。
６．同伴者の有無
７．以前、言葉による鑑賞や、さわる美術展を経験したことがあるかどうか。
※確認後、折り返しメールを送ります。
※希望時間は、マッチングに左右されますので、あらためて調整をさせていただく場合があります。ご了承ください。
② 電話でお申し込みいただく場合
070-4291-3977 までご連絡ください。留守電になっている場合は、お名前とお電話番号を残してください。折り返し掛け直します。
※当日欠席などの緊急の連絡は、
070-4291-3977 まで必ずご連絡をお願いいたします。
【晴眼者の方のお申し込み方法】
晴眼者の方は、こちらのページからお申し込みください。
※晴眼者の募集は、視覚障害がある方の申し込みがあったのちに指定の時間帯で開始します。